元美容師が教える髪質ごとの似合う髪型
テレビや雑誌のモデルさんやアイドルなどの髪型にあこがれて切り抜き持参で美容室に行ったけど思うような髪型にならなくてがっかり・・・なんて経験はありませんか?
髪型は同じはずなのに
- 何かが違う
- 似合わない
なんて言うのは髪質が影響しているのかもしれません。
柔らかい髪や硬い髪、くせ毛など髪質によって似合う髪型も変わってくるんです。
自分の髪質に合った髪型にするポイントについておはなししたいと思います。
美容院で自分の髪型のイメージを伝える方法や髪質改善についてもアドバイスしているのでチェックしてくださいね。
髪質別の特徴と悩みについて
どんな髪質にもそれぞれ悩みがありますよね。
ここでは4つの髪質別の特徴と悩みについてまとめました。
自分がどれにあてはまるのかをチェックしてみましょう。
硬い髪
髪の毛が太くて弾力がありしっかりしています。
束感を作ったり、ヘアアイロンなどでカールしてもくせがつかないという人が多いです。
基本的に髪の量が多く重たい印象になりやすいです。
柔らかい髪
髪の毛が細くて柔らかく、弾力がないのでボリュームが出しづらい髪質です。
いわゆる「猫っ毛」ですね。
ウェーブをつけたり束感を作ったりしても整髪料や髪自体の重さに負けてすぐにペタッとなってしまいます。
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くせ毛
髪のくせ毛に悩む人はとても多いのではないでしょうか?
くせ毛にもいろいろ種類があります。
髪の毛自体のくせ毛
髪の毛がカールしていたり、縮れていたりするくせ毛です。
髪の生えぐせによるくせ毛
髪の生えぐせによりおかしなところで分け目がついたり、髪がはねたり髪の流れのバランスが悪くなるくせ毛です。
直毛
髪質がまっすぐなのでブローしても整いやすく、パーマをかけてもバランスよくいろいろな髪型が楽しめるので一般的に理想的な髪質です。
髪質が健康的場合が多く一見よさそうですが、アイロンやカーラーでくせ付けするのが難しいこともあります。
髪質別の似合う髪型
次に髪質別に似合う髪型を紹介します。
それぞれの髪質のセットのポイントなどもチェックしてくださいね。
硬い髪の人が似合う髪型
硬い髪質の人には重さを生かせるボブスタイルがおすすめです。
毛先にパーマをかけると柔らかい印象にもなりますね。
硬い髪質の人は髪の量も多い傾向にあるのでベリーショートも似合いますよ。
髪の量の多さに悩んでいるなら美容院ですいてもらって毛量を少なくしたりレイヤーを入れて軽くしてもらいましょう。
この時注意したいのが根元からすいてしまうと硬い髪の人は短い毛がぴょんぴょん飛び出して、大変なことになる場合もあるので注意してくださいね。
整髪料は髪の硬さ、重さに負けないスーパーハードタイプのものを使うといいですね。
パーマをかけて髪質をふんわり柔らかく見せることもできますよ。
柔らかい髪の人が似合う髪型
柔らかい髪の人は髪型自体は作りやすいので整髪料選びが重要になってきますね。
ショートヘアで束感を出したいのであれば、軽い質感のマット系ワックス使ってみてください。
ロングヘアでパーマをかけてふわっとした髪型も似合うのが柔らかい髪の人ですね。
ストレートヘアなら根元を立ち上げるようにブローするといいですよ。
どうしてもペタッとなってボリュームが出ない場合はトップの髪の根元をすこし逆立ててハード系スプレーでキープします。
トップの根元を立たせるだけで大分ボリュームがでます。
くせ毛の人が似合う髪型
なにかと悩みの多いくせ毛さんですが、縮毛矯正でストレートヘアにしてしまうのもいいですがくせ毛をいかしたショートボブはどうでしょうか?
ハード系ワックスで束感を作ってみてください。
個性的なスタイルになりますよ。
髪が広がりやすいタイプのくせ毛さんは重めのボブスタイルもおすすめです。
広がりやすいという髪質は乾燥が原因である事も多いのでトリートメント成分が配合された整髪料を使ってみてください。
ショートカットにすると収まりがつかなくなるというくせ毛の人は思い切ってベリーショートにするとまとまりやすかったりします。
美容院で担当の美容師さんに相談してみるといいですね。
くせ毛さんはブローがとても重要になってきます。
生えぐせは濡らした髪をタオルドライしたあと、いったん流したい方向と逆に向けてブローしてから流したい方向に向けてブローして整えます。
パーマをかけて毛流れを変えてあげるのもいいですね。
直毛の人が似合う髪型
健康的できれいな髪質の人が多い直毛さんはストレートヘアを生かして、ミディアムやロングヘアのクールなワンレンスタイルも似合いますね。
清潔感のあるさらさらストレートのボブスタイルやショートカットにしてもいいですね。
周りからはうらやましがられるストレートヘアですが、アレンジ方法が限られていることに悩む人も多いようです。
髪がさらさらすぎてゴムやピンで止まらないという人もいます。
髪の傷みが気にならなければ無理にトリートメントやリンスを使うことはありません。
まとめ髪にしたい日はシャンプーだけで終わらせてみるとまとめやすくなります。
アップスタイルを楽しみたい人はパーマをかけてあげてもいいですね。
ウェーブがあった方がアップにしても形が作りやすいです。
美容院で髪型を頼むときのポイント
美容院で自分の理想の髪型を伝えるのって結構難しいですよね。
- ここはこのくらいカットして・・・
- レイヤーを入れて軽く・・・
など細かい技術を指定するよりも髪型のイメージを伝えておまかせする方が美容師さんも髪質とのバランスをみながらイメージに近づけやすいでしょう。
とはいっても、「そのイメージを伝えるのが難しいんだよ」って感じですよね。
そんな時に活躍するのが雑誌の切り抜きですがこの時に切り抜きを一枚だけ持っていくより、なりたい髪型のイメージに近いものを数枚選んで持っていくとより伝わりやすくなりますよ。
その切り抜きの髪の長さと同じにしたいのか、ウェーブを同じにしたいのかというのもうまく説明できなくても切り抜きが複数あれば美容師さんもイメージをつかみやすく再現しやすいと思います。
わざわざ切り抜き持参ではなくてもスマホや写メでイメージを伝えるのもありですね。
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担当の美容師を決める
美容院へ行くなら技術の高い人に担当してもらいたいというのはあると思いますが、一番大事なのは自分の髪質、髪のくせを知ってもらうことです。
思い通りの髪型にならなかったから次は違う美容院へ・・・ということを繰り返しているとまた一から自分の髪を知ってもらうところから始めなければいけません。
一回で理想の髪型にしてくれる美容師さんに出会えることもあるでしょうが、それは運次第になってしまいます。
よほど技術や性格に問題あり、ということでなければ担当してもらった美容師さんに自分の髪を知ってもらうように努力したほうが効率的です。
一定期間のあいだなら手直しを無料でしてくれる美容院もあるのでその場合は遠慮なく利用して自分の髪質を知ってもらいましょう。
自分に合った美容院の選び方も解説しています。
パーマや髪のケアによって髪質は変わる
髪質別に似合う髪型を紹介してきましたが普段のお手入れやパーマをかけることである程度髪質は改善されます。
硬い髪はパーマをかけることで柔らかい印象になりますし、柔らかい髪はハリ・コシのでるシャンプーやトリートメントや整髪料を使うことでカバーできます。
くせ毛も縮毛矯正でストレートにできますし、直毛はパーマをかければウェーブも出せます。
髪の毛が乾燥気味だったりパサついているということであれば普段のお手入れで改善されることがあります。
シャンプー・トリートメントで髪質改善
シャンプーやトリートメントは手触りや香りだけでえらんでいませんか?
シャンプーにも髪に潤いを与えるものやハリ・コシを出すもの、うねりのあるくせ毛をまとまりやすくするものまでさまざまな種類があります。
自分の髪質に合ったものを選ぶことで髪質改善につながりますよ。
美容院でのトリートメントは特に効果的です。
髪の乾かし方でも髪質は変わる
整髪料でカバーするシャンプー後は髪が傷むからとドライヤーをかけずに自然乾燥にしていませんか?
髪が濡れた状態は一番髪が傷みやすくて潤いもにげてしまいやすいのです。
シャンプー(トリートメント)後はできるだけ早く乾かすことが大事です。
タオルドライをして洗い流さないタイプのトリートメントをつけてからドライヤーで乾かします。
温風が一か所にあたりすぎないように気をつけながら一気に乾かしましょう。
乾きにくい根元を先に乾かします。
(根元を乾かせば毛先は勝手に乾いてるはずです)
この時に生えぐせを直すようにブローしたり、ボリュームを出したい部分を立ち上げるように乾かすようにします。
「自分の髪質はこうだからこんなヘアスタイルは無理」と決めつけないで美容院で相談してみましょう。髪のお手入れをしっかりやったらあとはセットに使う整髪料によっても髪質をカバーできます。
髪のボリュームを出したい、または抑えたいというボリューム調整やツヤを出したりまとめたりと、ただ固めてセットするだけではないんですね。
整髪料も種類がたくさんあって選ぶのが大変かもしれませんが、自分の髪質をカバーしてくれるものを上手に選びましょう。
まとめ
髪質に関してはそれぞれ悩みはあると思いますがその髪質だから似合う髪型もあるのだということを覚えておいてくださいね。
そして似合う髪型にするためには担当の美容師さんに自分の髪質、髪のくせを知ってもらうことが大事だということもおはなししてきました。
どうしても今の髪質・髪型に満足できないときは、パーマをかけたりトリートメントなどのヘアケアによって髪質をある程度変えることもできます。
自宅での髪のかわし方やブローによって髪にハリやつやを出したりボリュームを出すこともできますので試してみてくださいね。
セットするときに使う整髪料選びも髪質をカバーするのに重要ですよ。
参考になれば幸いです。