元美容師が教える美容師になるには?美容師免許とは
みなさまは美容師にどんな印象をお持ちでしょうか?
美容師を目指すという方に詳しく美容師とはどんなものか説明したいと思います。
美容師、美容師免許とは
まず知っておきたいことは理容師免許と美容師免許は別の免許ということです。
この選択を間違えますとやりたいことややれることが変わってきますので内容をよく確認しましょう。
ここでは「美容」免許についてご説明いたします。
美容師免許は厚生労働省が実施する国家試験を受けて合格すると発行されるものです。
国家試験を受けるためには認定された美容学校を卒業するというのが条件です。
これが美容師免許を取得する唯一の方法です。
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美容師免許を持つ人すべてこの過程を経てるわけです。
人によって変わるところと言えば美容学校の過程でしょう。
- 昼間
- 夜間
- 通信
とわかれていますが働きながら学校に通うなど事情がない限りは昼間へ進んだほうが早く確実に免許を取得できると思います。
美容学校というものは美容技術を学ぶというよりも国家試験を合格するための機関といっても過言ではないでしょう。
昨今の美容業は多岐にわたりますのでひとつひとつ学習している時間はないので学びたい技術の紹介程度に考えると良いかもしれません。
国家試験といってもそれほど難しいものではなく授業さえちゃんと出て聞いていれば大体は合格できるでしょう。
簡単試験内容をご説明しておきます。
筆記
- 関係法規・制度
- 衛生管理
- 美容保健
- 美容の物理・化学
- 美容理論
実技
- 第1課題(2010年夏の試験まではオールパーパス巻きのワインディング、オールウェーブセッティング、ローラーカールの中から1つだが、それ以降はデザイン巻きのワインディング、オールウェーブセッティングの2つからの1つになる)
- 第2課題(2010年夏の試験まではグラデーションボブだが、それ以降はレイヤーカットになる)
- 美容を行う場合の衛生上の取扱い
このような感じになっております。
筆記も教科書さえきちんと読んでいればさほど難しいものではありません。
合格点に達していればクリアできるものです。
実技はちゃんと時間内に終わる練習をしておかないといけません。
美容師になってしまえばそれほど難しい技術ではありませんがやはり試験となると緊張しますので十分な練習をしておいた方が良いでしょう。
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何故免許が必要な職業か?
刃物や薬剤をきちんと扱えるという証明なのです。
美容師(理容師)以外は髪を切ってお金をいただくという行為は禁じられており、法で守られてる職ともいえます。
また最近ではまつ毛のエクステンションも美容師免許がないとやってはいけないということになりました。
国家試験の内容や美容師法の内容は結構変わりやすい時期にきてますのでその都度チェックしておきましょう。
美容師の仕事内容
美容師免許が取れたからといってすぐお客さんに入れることはまずありません。
シャンプーやワインディング(ロッド巻)カラー塗布などから練習していくでしょう。
美容師といっても業種がたくさんあります。
客層によっても内容が変わってきます。
細かく分けてみましょう。
- カット
- パーマ
- カラー
この辺は当たり前ですね。
- 着付け
- ヘアセット
- メイク
美容免許がなくてもできる内容ですが美容師のジャンルです。
- まつ毛パーマ
- まつ毛エクステンション
- ヘアエクステンション
この辺は専門店もありますね、なかにはドレッドヘア専門なんてところも。
- ヘッドスパ
- ヘアエステ
- ボディエステ
- ネイル
美容室でなくともやってますが美容室でやっているところも多数。
- 店販、物品販売
- 講師
- 訪問美容(福祉美容)
などあげられますが、まだまだ私の知らないアイデアで営業しているお店があるかもしれません。
すごく幅が広い職業ですね。
さらにパーマやカラーなどは客層によってつかうロッドや巻き方がちがいます。
また各お店によってやり方も違うので自分でやってみて取捨選択していきましょう。
ヘアショーのセットや婚礼の着付けヘアメイクなど特殊な専門分野だと学校やお店では得られない技術や経験が必要になります。
忘れてはいけないのが接客サービス業ということです。
技術ばかり上手でも接客がしっかりしていなければお客様はつきません。
ココをきちんと教えてくれるお店は少ないので自分でしっかりとお勉強しましょう。
美容師を目指す方へ注意点
美容師を目指したいという理由は様々だとは思います。
しかし実際の現場にでると「こんな感じとは思わなかった」と思われるかもしれません。
キレイにする仕事というものは汚いことはつきものです。
華やかなのは一部でお客様を美しくする裏方てきな仕事と思ってもよいでしょう。
日々修行なので定時に帰れるのは稀です。
固定のお客様つくまでは賃金は安いところが多いです。
しかしそれに見合ったやりがいのある仕事でもあります。
頑張れば独立して自分のやりたいようにできます。
お店を持つのが最終目標ではない人もいるかもしれませんがチャンスが広がっている仕事でもあります。
良く調べて考えてそれでも頑張りたいならばおすすめします。
軽い気持ちで進路を決めて想像以上に厳しくてやめていく方が少なくありません。
途中であきらめてしまっては時間とお金の無駄になってしまいます。
そうならないためにもしっかりと下調べをしてすすむべき進路を決めましょう。
美容師になるには?美容師免許とはのまとめ
いかがだったでしょうか。
美容師になるのはそれほど難しいことではありません。
しかし時間とお金がかかります。
それに見合った価値が見いだせるかが美容師への道を進む第一歩となるでしょう。
一人前になるまではお金もかかりますし賃金は安いです。
続けることによって次第に元はとれます。
腕に貯金をする気持ちで美容師を目指したならば途中であきらめず末永く続けていってください。
この記事を最後まで読んでいただき少しでも参考になれば光栄です。
ありがとうございました。