元美容師が教える美容院と髪のこと

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元美容師が教えるまつ毛エクステとまつ毛パーマどちらがいいのか?

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目元のメイクによって顔の印象って大きく変わりますよね。

なかでも「まつ毛」次第で目をより大きく見せることもできるので長さ、ボリューム、カールなどに気を使ってる女性も多いでしょう。
マスカラやつけまつ毛などまつ毛用のメイクアイテムもありますが、今回は一度施術すれば一定期間効果が持続するまつ毛エクステとまつ毛パーマについておはなししたいと思います。
まつ毛エクステとまつ毛パーマってどう違うのか、それぞれの施術方法やこんな人に向いているなど、そのメリット・デメリットまで「まつ毛エクステとまつ毛パーマ」の疑問をとことん解決したいと思います。

まつ毛エクステとは?

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専用のグルーで自分のまつ毛に一本一本まつ毛のエクステをくっつけていきます。
まつ毛の長さ・太さ・カールにも種類があるので自然なまつ毛にしたいという人から、思いっきりボリュームアップしたいという人まで好みに合わせて選ぶことができますね。
グルーが強力なので施術中や施術後グルーが乾くまで目にしみることがあります。
これはグルーの揮発成分でしみているだけなので乾いてしまえば治まるのがほとんどなので少し様子を見ましょう。
グルーが目に入った場合はとんでもない激痛で「しみる」とかいう次元の傷みではありません。
完全に乾くのにだいたい4~5時間位かかります。
はじめてまつ毛のエクステをした場合慣れるまで違和感を感じることがありますが、慣れてしまえば気にならなくなるという人が多いです。
ただ、痛みやかゆみがおさまらない場合や腫れてきたという場合は体質的に合わないことも考えられますし、まつ毛のエクステが自分のまつ毛ときちんとくっついていない、または取れかかっているということも考えられます。
まずは施術してもらったサロンに相談しましょう。

 

まつ毛のエクステってどのくらい持つの?

まつ毛のエクステは施術してからだいたい3~4週間でリペア(手直し)が必要といわれています。
ただ3週間たったから一気に取れ始めるわけではなく、施術した日からすこしずつ取れていきます。
まつ毛は髪の毛やほかの体毛にくらべて生え変わりのサイクルが2~3ヶ月と早く、毎日少しずつ生え変わっています。
エクステを付けたまつ毛がちょうど抜ける時期だったら数日でエクステと一緒に抜けてしまいます。
2週間たったくらいからエクステに隙間が目立つようになってくるので3~4週間ごとにリペアしていくときれいなまつ毛を維持できますよ。

まつ毛エクステの種類について

まつ毛のエクステにはシルク・ミンク・セーブルの3種類があります

 シルク

値段は一番やすく、カールが取れにくいという特徴がありますが自まつ毛となじみにくくマツエく初心者さんは違和感を感じやすいかもしれません。

 ミンク

自まつ毛とのなじみもよく軽くて自然な仕上がりになります。

 セーブル

値段は3種類の中で最も高価ですがその分なじみもよく自然な仕上がりで、初心者さんにもおすすめです。

まつ毛のエクステの料金は?

一本100円くらいが相場ですが、まつ毛のエクステをするなら1本だけということはまずないと思います。
だいたい何十本でいくら、またはつけ放題(時間制限あり)でいくらという料金体系のサロンが多いようです。
両目60本で4000円~5000円くらい。
60分のつけ放題で5000円~10000円くらい
まつ毛のトリートメントをするなら1000円~2000円くらい。
あくまで目安ですが参考にどうぞ。

まつ毛エクステのメリット

1.メイクの時間を短縮できる。

メイクをする時に目元に一番時間をかけるという人は多いと思いますがまつ毛のエクステをすればその分時間の短縮になりますので、毎日のメイクが楽になりますね。

2.理想のまつ毛を再現できる。

まつ毛のエクステには様々な長さ・太さ・カールがあるので、ほぼ理想に近いまつ毛を再現できます。

3.すっぴんに自信が持てる。

まつ毛のボリュームが増えることで目が大きく見えます。
ノーメークでも目元がパッチリして目が大きくみえるので素顔に自信が持てるようになります。

 

まつ毛エクステのデメリット

1.お金がかかる。

まつ毛のメイクにはマスカラ・つけまつ毛・まつ毛パーマ・エクステといろいろありますが、まつ毛のエクステは一番お金がかかってしまいます。

2.普段のケアが大変。

目をこすれない、オイル系のクレンジングが使えない、アイメイクを落とすのにもエクステを気にして丁寧に落とさないといけない、コットンが引っかかるなど。
メイクの手間がかからないと思ってエクステすると、普段のケアが予想以上に大変ということもあります。

3.まつ毛がない人には向かない。

まつ毛のエクステは自まつ毛につけていくので、もともとのまつ毛がない部分にはつけられません。
部分的にまつ毛が生えていないという人もたまにいますが、エクステをするとまつ毛の無い部分が目立ってしまうことがあります。

まつ毛エクステを長持ちさせるには

1.マスカラは専用のものを使う。

マスカラは基本必要ありませんが使う場合はエクステ専用の落としやすいマスカラにしましょう。
ウォータープルーフなど落ちにくいマスカラは落とすときにまつ毛のエクステに負担をかけてしまいます。

2.ビューラーはホットビューラーを使う。

普通のビューラーを使ってエクステが折れてしまうと、もとのカールに戻せなくなります。
まつ毛エクステにおすすめなのはホットビューラーです。
これも、まつ毛をはさむタイプではなく、まつ毛の下からあててもちあげるタイプを使いましょう。
2週間くらいたつと最初きれいだったエクステが方向感なくバラバラになってくることがあります。
その時もホットビューラーで整えてあげると長持ちしますよ。

3.オイル系のクレンジングは使わない。

エクステに使っているグルーはオイル系クレンジングの油分に弱いので使わないようにしましょう。

4.うつぶせで寝ない。

うつぶせで寝るとエクステが折れてしまう可能性がありますので気をつけましょう。

5.タオルやコットンの使用に気を付ける。

まつ毛のエクステはタオル、コットンなどに引っかかりやすいので気をつけましょう。

まつ毛のエクステを取りたいときはどうするの?

まつ毛のエクステを取りたいときは専用のリムーバーがあるのでサロンで取ってもらいましょう。
自分で無理やりとるとまつ毛が傷んだり抜けてしまったりします。
料金は施術してもらったサロンなら1000円前後で安くできる場合や、サロンによっては最初の施術時の料金に含まれている、または無料という場合もあります。
はずすときだけ別のサロンで、という場合は若干高めで2000円前後が多いようですが、外した後にそこのサロンでまつ毛エクステを付け直すならはずすのは無料ということもあります。
サロンによって変わってくるので確認してくださいね。

まつ毛パーマとは?

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まつ毛パーマは専用のパーマ液でまつ毛をカールさせます。
液は髪の毛用のパーマ液とは違い、目に入りにくいようにクリームタイプやジェルタイプの液になっています。
まつ毛を好みのカールになるようにロットやビューラーで固定して、パーマ液でカールをつけます。
施術中にパーマ液の揮発成分が目に染みることがあります。(特に1液)
まつ毛エクステ同様液が目に入ればしみるどころではなく激痛ですので、ちょっとしみる・・・くらいなら少し様子を見ましょう。
大抵は液の塗布が終われば落ち着きますが、少し様子を見て痛みが強くなったりする場合は我慢せずに施術者に伝えましょう。

まつ毛パーマの種類は?

 ロッドタイプ

まぶたにまつ毛用ロットを張り付けてまつ毛を巻きつけていきます。
しっかり持ち上げたい場合におすすめですが施術者の技術によって仕上がりが違ってきます。

 ビューラータイプ

まつ毛をビューラーではさんでパーマをかけます。
技術はそれほど必要ありませんが根元からしっかりあげたい人には物足りないかもしれません。

まつ毛パーマの料金は?

3000円前後が一般的ですが高ければ5000円以上するところもありますし、安ければ2000円以下で出来るところもあります。
これも目安程度に参考にしてください。

まつ毛パーマのメリット

1.きれいなカールが持続します。

ビューラーだとまつ毛が折れてしまったり海やプール、洗顔などでまつ毛を濡らしてしまうとカールは取れますが、まつ毛パーマをかければきれいなカールが持続します。

2.メイクの時間を短縮できる。

ビューラーを使う必要がないのでメイクの時間が短縮できます。

3.まぶたが持ち上がって二重になることも・・・

まつ毛パーマをかけることでまぶたが持ち上がり一重まぶたが二重になったり、たるんで重たい印象だったまぶたが持ち上がって明るい印象になったという人もいます。
ただまつ毛パーマはこのような効果を保障するものではないので、なればラッキーくらいに考えるといいですね。

まつ毛パーマのデメリット

1.まつ毛が傷む。

最近ではまつ毛パーマの液も品質の良いものが多くなっているのでひどく傷むようなことは少ないですが、マスカラやつけまつ毛、エクステと比べると痛みが出てしまいます。

2.まつ毛自体の長さは変わらない。

まつ毛パーマは自分のまつ毛をカールするだけなので長さは変わりません。

まつ毛パーマを長持ちさせるには

まつ毛パーマはだいたい1ヶ月ほどでカールはとれてきます。
それまでの間できるだけきれいなまつ毛をキープするために次の事に気をつけましょう。

1.目をこすらない、ビューラーを使わない。

まつ毛パーマをかけたあとはまつ毛が傷みやすい状態になっていますから、こすったりビューラーを使うとまつ毛を痛めてしまいます。

2.まつ毛用の美容液を使う。

できれば朝晩まつ毛用の美容液をつけてダメージをケアしてあげましょう。

髪のパーマって乾いた状態だとだらんと伸びてしまっていますよね?
髪を水で濡らしたりパーマ用ムースをもみ込んだりすると復活します。
まつ毛パーマ基本的に同じで施術後家に帰ってから思ったよりカールがかかってないなぁと思っても、マスカラをつけるとカールが復活することもあります。
それでもカールが足りない場合はかけなおすことができる場合もあるのでサロンに連絡してみましょう。

まつ毛エクステとまつ毛パーマどちらを選べばいいの?

まつ毛のボリュームや長さを出したい人や、すっぴんでも目力が欲しいならまつ毛エクステがおすすめ。
マスカラがにじんでパンダ目になりやすい人や海やプールへ行くときにもおすすめです。
逆さまつ毛などまつ毛のくせに悩んでる人はまつ毛パーマ。
普段のケアにあまり手をかけたくないという人にもおすすめです。

メリットデメリットをふまえて自分に合った方を選んでくださいね。
どちらも目元で行う施術ですから施術者の技術はもちろんですが、お店が衛生的でカウンセリングもしっかりしてくれるところをえらびたいですね。