元美容師が教える美容院と髪のこと

元美容師が美容院と美容師、髪の毛のことを紹介するブログです。

元美容師が教える初めての美容院の利用の仕方

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美容院を選ぶときはどんなことを基準に選んでますか?

  • 知人に勧められたから。
  • 雑誌に取り上げられていたのをみたので。
  • 店構えがおしゃれだったから。
  • 有名な美容師がいるから。
  • 最初はこんなかんじだと思います。

中には

  • 料金が格安だったから。
  • 子連れでもOKだった。

なんていう理由もあるかもしれませんね。
最初にその美容院をえらんだ理由は様々ですが、せっかく美容院を利用するなら自分の好みや髪質などをしっかり理解してくれてイメージ通りに仕上げてくれる美容師に出会いたいですよね。
そして長く上手につきあっていきたいものです。
そうはいっても、初めての美容院では緊張してしまってうまく思っていることを伝えられないというお客さんは意外と多いです。
ここでは初めて行く美容院の利用の仕方や美容師とうまく付き合うポイントを紹介します。

はじめての予約・来店

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ふらっと入っても美容院に余裕(人や営業時間)があれば大丈夫ですが、美容院には予約で来店することが基本です。

最近はインターネット予約なんて言うのもありますが、電話予約でもネット予約でも要点は同じです。

来店希望日と時間

希望の日にちと時間を伝えます。
お店の予約状況によっては希望通りにいかないこともあります。
(成人式、卒業式などのイベント時は混んでることが多いです)

施術内容

カットとかパーマとかですね。
イメチェンしたいけど、どうしたいか決まってないんだよなぁという時は

「行ってから相談したいんですけど~」

と伝えればOKです。

 

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担当者の指名

希望の担当者がいる場合は伝えましょう。

初めてで指名があるとすれば、有名美容師もしくは友人にも付いている美容師になると思います。

ですが、そうした人気の美容師は指名が多い場合があります。

この場合はその美容師さんの空いた時間に合わせるか、その美容院の雰囲気を掴むために指名なしで軽くカットしてもらうのもありです。

外さないのは店長さん指名です。

もちろん無理に指名することはありません。

来店時

初めての美容院に行くときはウキウキする人もドキドキする人もいると思いますが、まぁ気楽にいきましょう!

美容院自体が初めての場合は次にどう動けば良いのかわからないと思いますが、基本的には美容師が声をかけて案内してくれます。

  1. 上着を預かってもらう
  2. 初めての来店の場合、紙に電話番号や名前などの記入
  3. 髪型を相談する
  4. シャンプーをしてもらう
  5. カットをしてもらう
  6. シャンプーをしてもらう
  7. 髪を乾かしながらセットしてもらう
  8. 会計

などが一般的です。

注意したいのは服装です。
タートルネックなどは施術内容にかかわらず避けた方が無難です。
カットなら邪魔になる場合がありますし、カラーやパーマでもよごれる可能性があります。
出来るだけ襟ぐりがあいている服を選ぶといいです。
ピアスなどのアクセサリー類は受付で預かってくれるところが多いですね。
心配だったらはずしていきましょう。
これから髪をきれいにしてもらうわけですから大抵の方はヘアセットもなにもしてこないですが、仕事帰りに来店される場合などは整髪料がついてることもありますよね。
少量でしたら気にする必要はありませんし、しっかりセットしてる場合は美容師が状況に応じてシャンプーすることもあります。

料金について

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美容院の料金は地域や店舗によって大きく差があるので初めて行く美容院では特に気になるところですよね。

一般的な美容院の料金の目安

  • カット 3000円~8000円

   ロング +500円~1000円

   学生 -1000円~2000円

  • 前髪カット 500円~1000円位
  • カラーやパーマ 4000円~15000円
  • 縮毛矯正 6000円~20000円
  • トリートメント 3000円~10000円

詳細は予約時や施術前に確認するとして、ここでは目安程度にお話ししますね。
まずカットですが3000円~8000円位が一般的です。
お店によって倍も違ってくるんですね。
有名なトップスタイリストだと10000円することもあります。

最近はカット1000円など激安の美容院もありますが、カットのすすぎを行わないとか、セット・ブローはしないなど、経費節減を徹底することで格安料金を実現しているようです。
カットは髪の長さにかかわらず一律同じ料金というお店もありますが、私が働いていた美容院では髪が肩より長い場合ロング料金がかかりました。
髪の長い人がバッサリショートカットにしたらショートの料金でロングの人が毛先を1㎝カットしてもロング料金。
カラーやパーマなら髪の長い人が高いのは納得ですが(カラー剤、パーマ液を多く使うので)お客さんの立場からするとカットのロング料金は疑問に思うかもしれませんね。
私もアシスタント時代に疑問に思って先輩に聞いたところ、これはブロー込の料金設定なのでロングの人の方がブローが大変だからだと説明され納得しました。

ロング料金がかかる場合はプラス500円~1000円位が多いようです。
学生の場合は通常カット料金より1000円~2000円ほど安くなるのが一般的です。
前髪カットは500円~1000円位
パーマやカラーは施術方法によっても料金が変わってきて4000円~15000円位になります。
縮毛強制は6000円~20000円位
トリートメントは3000円~10000円位

 

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美容院のでトリートメントについてはこちらで解説しています。

biyouin.hatenablog.com


美容院によってはスタイリストによって料金が変わる場合もありますし。指名料が必要な場合もあります。
指名料がかかる場合は500円~2000円位

スタイリスト別の技術料はプラス1000円~3000円位になることが多いようです。
都会の美容院の方が高い傾向にありますが、お店の考え方でも大きく変わってきます。
料金が安いから良いとか悪いとかではなく、自分のスタイルにあった方を選ぶといいですね。
パーマやカラーにも種類がたくさんあってお客さんが指定するのは難しいこともあると思います。
理想とする髪型を伝えて施術方法はスタイリストに任せる方がよいでしょう。

雑誌の切り抜きを持参するのは恥ずかしい?

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雑誌の切り抜きや、モデルの写真を持って美容院に行くことに抵抗がある人もいると思います。
でも、意外と切り抜き持参でくる人って多いんですよ。
雑誌ごと持ってこられる方もいます。
イメージが伝わりやすいので美容師としても助かります。
やってもらいたいヘアースタイルが決まってるなら遠慮せず切り抜きを持参していきましょう!
もちろん美容院へ行ってから美容師と相談するのだってOKです。
いろいろなファッション誌やヘアカタログが用意されてるのでその中から選ぶのもいいですね。
「おまかせ」という人もいますが、だいたいのイメージだけでも伝えるといいですよ。
「芸能人の○○のような感じで」とかでもいいですし「思いっきり短くしたい!」とか「大人っぽく見えるように」「若く見られる髪型」などでもいいです。
そうすると美容師の方でも「じゃあこんな感じでどうですか?」と提案しやすくなります。

「かゆいところありませんか?」

シャンプーしてもらった時に必ず聞かれるコレ。
かゆいところがあってもなかなか言えないという人もいますよね。
でもこれも全然言ってOKです。
「生え際のとこがかゆいです~」「後ろの方をもうちょっと・・・」とか「全体的にかゆいんだけど」なんて言う方もよくいます。
どれもOKです。
美容師にとってはそれこそ日常です。
「ここをもっと洗って」と言われたからってなんとも思われませんよ!どんどん言いましょう。
それでも、特に若い女性の方はあまりいわない人が多いです。
やはり恥ずかしいんでしょうか?本当にかゆくないだけでなんでしょうか?

何を話したらいいの?

カットやカラー、パーマなどの施術中の会話に困るという人も多いです。
話しかけられるのがいやだという人もいるでしょう。
こればかりは美容師にもいろいろな性格の人がいますので難しいところですね。
おしゃべり好きな人もいれば、苦手な美容師もいるわけです。
「この人のカットは好きだけど、話しするのは苦手なんだよな~」なんてことになるのはちょっと残念ですよね。
直接「話が苦手なんで」と言えれば一番いいですがなかなかそれも言えないこともあるようで・・・。
どうしてもいやだったら、

  • 雑誌を読むのに集中する。
  • 寝てしまう。(または寝たふり)

でも、せっかくなので、流行のヘアスタイルやスタイリングの悩みにについて聞くなど情報収集するつもりではなしてみてはどうでしょうか?

美容院のサービスについて

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最近では美容室でのサービスも店舗によってさまざまなものがあります。
カラーやパーマの待ち時間にお茶やコーヒーを出すのはもはや当たり前になってますね。
ネイルサービスやメイクサービス、マッサージのサービスなどを行ってるお店もあります。
初めて行った美容院でこのようなサービスがあったらうれしいですよね!

美容院の選び方についてはこちらで解説しています。

biyouin.hatenablog.com

商品をすすめられたら?

商品を進められるのがいやだという人もいます。
スタイリング剤やシャンプートリートメントなどの髪の毛に関する商品から、化粧水・美容液・美容サプリメントまで、美容院には意外と多くの商品があるものです。
ドラックストアなどに置いてある市販のものと比べると確かに品質も良く、使いやすいものが多いですが、値段が高いものが多いのも事実・・・
つい拒否反応を起こしてしまう人もいますが、いらないものは買う必要ありません。
はっきり断ってよいです。
ただ実際良いものが多いので、毛嫌いせずにスタイリングのときに使ってもらったり、サンプルをもらったり、話をきくだけきいてみることで自分にあった商品に出会えるかもしれませんよ。

イメージと違うときはやり直してもらえる?

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仕上がったヘアースタイルを見てどうもイメージと違うということもあるでしょう。
その場合は担当美容師にしっかり伝えましょう。
もう少し短くしたい、軽くしたいなどその場で直せる場合は直してもらいます。
ただしパーマやカラーの場合は髪の痛みを考えて、日を改めて後日に再施術を行う場合があります。
家に帰ってからでも、美容院ではいいと思ったけど自分では再現しづらいヘアスタイルだったという場合もあると思います。
その場合もできるだけ早い段階で美容院に連絡しましょう。
1週間以内なら無料で直してくれるというところもあるので、「思ってたヘアスタイルと違う」とあきらめる前にとりあえず連絡してみましょう。
手直しではなくても、スタイリングの仕方やアレンジ方法など気軽に聞いてみてくださいね。

担当の美容師を変えてもらいたい

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担当してもらった美容師が自分に合わないな、と思うこともあると思います。
ヘアスタイルに限らず、話が合わない、性格が合わないということも残念ながらあります。
でも同じ美容院のなかで担当を変えてもらうのってちょっと気まずい気がしますよね。
次の予約を入れる際に指名を聞かれるので、違う人がいいなという思いを込めて「どなたでも結構です」と言ったりもするのですが、その場合かなりの確率で前回と同じ美容師が担当になります。
運よく(?)その美容師が休みだったり、手が空いてなければほかの人が担当することになりますが、確率的には低いでしょう。
かといって、「前回とちがう人にしてください」とは言いづらいですよね。
そんな時は一言加えて

「いろんな人にやってもらいたいので前回と別の人でおねがいします」

と伝えてみてください。
角が立つことなく担当を変えることができます。

まとめ

初めて入った美容院が自分に合っていて、担当した美容師も自分の思い通りのヘアスタイルを提供してくれて・・・というのが理想ですが、そううまくいかないことも多いですよね。
美容院って髪を整えるだけでなく、リラックスしたりちょっとリッチな気分を味わったり、人によってはストレス発散にもなるものです。
でも気を使ってしまって、自分の希望を言えないでいる人って結構多いんですよね。
美容師だってせっかく来ていただいたお客様に気分よく帰っていただこうと思ってます。
大切なのは遠慮などしないで自分の希望をしっかり伝えることなんですね。
信頼できる行きつけの美容室を見つけるための参考になれば幸いです。