元美容師の教える前髪のセルフカットについてと方法
前髪ってすぐに伸びてしまってそのたびに美容院へ行ってカットしてもらうのも大変ですよね。
前髪だけでも自分でカットできたら美容院へ行く回数も減らすことができるし、経済的です。
上手くかっとできるかなぁ・・・なんて心配している人も安心してくださいね。
ちょっとしたコツで前髪カットが上手にできちゃうんですよ。
今回は前髪のセルフカットに必要な道具や上手にカットする方法、失敗しないためポイントも教えちゃいますね!
あったら便利なグッズも紹介してるので、セルフカットに挑戦しようと思ってる人は要チェックです!
自分に合った美容院の選び方についてはこちら。
前髪をセルフカットするメリットって?
前髪をセルフカットする一番のメリットは経済的だということですね。
美容院に髪をカットしに行くならマメに行く人でも月一くらいではないでしょうか?
髪型によっては2~3ヶ月に1回、半年に1回という人もいるかもしれません。
髪は一日に約0.4㎜ほど伸びますから1ヶ月で個人差はあっても約1㎝前後伸びるんですね。
サイドやバックならそれほど気になりませんが、前髪が1㎝伸びると相当イメージも変わってしまいます。
逆も然りで次に美容室に来るのは1ヶ月後だからといって前髪を1㎝余分にカットしてもらったら全然違う髪型になってしまいますよね。
きれいな前髪をキープするなら半月に1度はカットして整えるのが理想的ですが美容院にいけば前髪カットだけで500円~1000円くらいかかってしまいます。
そこでセルフカットなんですね。
次に美容院に行くまでのつなぎに自分で前髪カットができれば時間もお金も節約できます。
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前髪をセルフカットするのに必要なもの
- コーム
- ダッカール 2~3個
- カット用はさみ
- すきばさみ
- 鏡
カット用ハサミ
プロ仕様の高価なものは当然切れ味もいいし使いやすいですが、家庭で前髪を切るくらいなら数千円のカットバサミでも十分です。
最近は100円ショップでもカットバサミやすきばさみが置いてるんですね。
私は使用したことはないのでコメントはできませんが、100円なら試しに買ってみてもいいかもしれませんね。
ただ、あまり切れ味の悪いはさみは髪を傷める原因にもなるので注意してください。
すきばさみ
すきばさみは種類によって髪をすく量がちがいます。
前髪のセルフカットで使う場合はそれほどたくさんすく必要はないので、カット率15%くらいのものがいいでしょう。
ダッカール
前髪カットの時はサイドの髪を分けてとめておくのに使いますが、前髪自体にとめて髪を固定してカットしやすくする「前髪カットクリップ」というのもあります。
カットラインがずれることなくキープしてくれるのでセルフカット初心者さんにはいいかもしれません。
あったら便利なおすすめグッズ
散髪セルフカットサポーター前髪カットコーム自宅de美容室ヘアカット
このコームで前髪をとかして、カットしたいところでおさえながら楽に切れるというユニークアイテムです。
まっすぐ切るのがどうしても苦手な人にはいいかもしれません。
サローネ・ヘアカットコーム
髪のカットやボリューム調節に使います。
少しコツがいりますが使い慣れるとセルフカットにはとても便利です。
前髪ウィッグ
「切り過ぎた場合の対処法」でもお話しする前髪ウィッグです。
あまり使う機会があってほしくないですが(笑)いざという時のためにということでおすすめグッズにいれました。
でも、前髪カットを失敗した時だけではなく普段のおしゃれにも使えますよ。
気分転換に簡単にイメチェンできます。
あればカットクロスも。
ただ前髪をカットするくらいならカットクロスはなくてもそんなに問題ないと思います。
洗面台やお風呂場で鏡を見ながらカットすれば後片付けも楽ですね。
お部屋でカットするならカットした髪が落ちてもいいように下に新聞紙などを敷いて作業しましょう。
セルフカットの準備
前髪を整える
寝癖などがついた状態ではきれいにカットできないのでカットをはじめる前に整えておきましょう。
一度霧吹きなどで前髪を濡らしてからドライヤーでブローします。
頑固な分けグセがついてしまった時は右から左へクセづけするようにブローして次に左から右へクセづけするようにブローしましょう。
前髪の根元からブラシを当ててドライヤーをかけるのがコツです。
斜めに流す前髪を作るときは、まず流したい方向と反対側に流れるようにブローしてから流す方向へブローするときれいに整いますよ。
前髪の範囲と量をを決める
前髪の幅や厚さを決めましょう。
定期的に美容院へ行ってる人ならある程度の目安はできているのでやりやすいと思います。
いままでのばしていた前髪をカットするなら前髪の範囲と量は慎重に決めましょう。
仕上がりが大きくちがってきます。
前髪の幅は左右の黒めの外側の幅を目安にするとバランスよくなりますよ。
頭頂部と左右の黒目の外側を結んだ三角形のラインを基本にして髪の量を多くしたり少なくしたり調節してください。
ダッカールで留める
サイドの髪を間違えて一緒に切ってしまわないようにとめておきましょう。
気を付けるポイント
・前髪のセルフカットは髪が乾いてる状態でカットしてください。
前髪を濡らしてカットすると乾いた時に「思った以上に短いかも・・・」ということになります。
・髪の毛をひっぱってカットするとバランスがわるくなったり、短くなりすぎます。
おさえる(支える)程度にしてカットしましょう。
・はさみは髪と垂直に(横に)入れるのではなく、縦にいれます。
毛先の切り口をななめに、だ円形にする気持ちで。
(実際は髪が細すぎて切り口まではわかりませんが・・・)
すきばさみも縦に入れるようにしてください。
自然な仕上がりになるコツですよ。
・最初はちょっとずつカットしてバランスをみながらだんだん短くしていきましょう。
長い髪は切れますが、短くなった髪は戻せません。
・長さをそろえた段階で長いかも・・・と思ってもすきばさみで軽くするとちょうどよくなることもあります。
すきばさみまで入れたところで長いと思ったらまたカットするようにしましょう。
最初のうちは次に美容院へ行くまでのつなぎにちょこっと調整するくらいの感覚でカットするといいですよ。
なれてきたら、「こんな前髪にしてイメチェンしよう♪」なんてこともできるようになりますよ。
前髪のスタイル別のカット方法
まっすぐにおろした前髪のカット
コームでとかした髪を中央に集め人差し指と中指ではさみます。
端の方の髪は集まりきらなくてもOK。
真ん中に集めた髪をまずはすこしずつカットします。
はさみは縦に入れること。
カットするときに髪をはさんでいる指に力が入り過ぎて前髪を引っ張ってしまうと切り過ぎの原因になるので注意してくださいね。
次に端の前髪です。
真ん中の前髪と同様、コームでとかした髪を人差し指と中指ではさんでカットしますが、この時髪の束をまっすぐおろすのではなく真ん中の方に持ってくるようにしてカットします。
こうすることで端が長めの自然な前髪になります。
長さが決まったらすきばさみで前髪のボリュームを調節していきます。
この時もはさみは横ではなく縦方向に入れるようにしましょう。
ぱっつん前髪のカット
ぱっつん前髪にしたい場合は中央に集めないで前髪をまっすぐ下におろしてカットします。
ぱっつん前髪とはいえ、いっきに「ぱっつん」と切ってはいけません。
まず前髪を上下2つに分け、上の方の前髪はダッカールでとめておきます。
(髪の量が多い場合は3つに分けてください)
前髪をコームでとかしてカットしたい位置でコームをキープ、そのコームをガイドにちょっとずつチョキチョキときっていきます。
コームが曲がっていると前髪も曲がってしまうのでコームは水平にキープしてくださいね。
この時も真ん中から端の方へ切っていくようにします。
下の前髪のカットが終わったら上の前髪をおろして、下の前髪をガイドにカットしましょう。
仕上げにすきばさみで整えますが、軽くし過ぎるとぱっつんにならなおのですきすぎないように気を付けてくださいね。
ぱっつん前髪だからといってカットバサミで切りっぱなしよりは、毛先に少しだけすきばさみを入れるときれいなぱっつんに見えますよ。
すきばさみは縦に入れてくださいね。
斜めに流した前髪のカット
斜め前髪をカットするときは右から左に流してる髪は右側に髪の束を集めてカットします。
左から右に流してる髪は左側に髪の束を集めてカットします。
少しややこしいでしょうか?
髪を流してる方とは反対に髪を集めてカットするということです。
切り過ぎた場合の対処法
一生懸命丁寧にカットしていても最初のうちは思うような仕上がりにならないこともあるかもしれません。
そんな人のために、前髪カットに失敗してしまった時の対処法もいくつか紹介しますね。
前髪を斜めに持っていきピンでとめる。
前髪をピンでとめて失敗した前髪を見えなくしてしまいましょう。
前髪とサイドの髪を一緒に編み込んでしまう。
ワックスを髪になじませて編み込みにしましょう。
カットの失敗も見えなくなります。
ポンパドールにして前髪をあげる。
アイロンや、ホットカーラーで巻いてからポンパドールを作るとやりやすいですよ。
失敗した長さで整えて短いスタイルにしてみる。
失敗したことでネガティブになりがちですがその長さの前髪を楽しむというのもありですね。
意外と個性的で似合ってるかもしれませんよ。
前髪ウィッグを使う。
どうにもならないほどの失敗の場合は「前髪ウィッグ」なんていうのもありますから検討してみてください。
そんな失敗をしないためにもちょっとずつ切ることが大切なんですね。
まとめ
いかがでしたか?
最初は難しく感じるかもしれませんがコツをつかめば簡単です。
少しずつ様子を見ながら短くして、一気に切り過ぎないようにするのがポイントです。
参考になれば幸いです。