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元美容師が教える美容院と髪のこと

元美容師が美容院と美容師、髪の毛のことを紹介するブログです。

元美容師が教えるショート・ロング・ミディアム別のパーマの髪型

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現在さまざまなパーマスタイルがありますが、どんな種類があり一言では語りきれません。
時代も含め男女やショートミディアムロングなどの違い、かかり具合によるイメージなど具体的に紹介していきます。
「どんなパーマがにあうかわからない!」「色々種類があるけどどれ選んでいいの?」などの疑問を解決!
さぁディープなパーマの世界へ出発です。

パーマの歴史

細かく見ていくと一冊本かけちゃうくらいなのでザーッとみていきましょう。

大正デモクラシーとともに日本人が洋服を着始めたのと同時くらいにアメリカからその技術が輸入されます。
まだこのころは電気の熱でかけるいわゆるデンパツパーマで、昭和30年くらいまで続きます。
昭和30年頃にようやくチオグリコール酸によるコールドパーマが出始め、薬事法が制定されていきます。コールドパーマネントウェーブ用剤の最低基準が制定。
これから法律としての規制が始まる、チオグリコール酸のコールドパーマを認定
昭和50年頃にシステインパーマが登場。
昭和60年、パーマネントウェーブ剤の薬事法が改定され過酸化水素が2剤につかわれる。
平成5年にパーマネントウェーブ用剤基準(法律)の廃止。
パーマネントウェーブ用剤承認基準(局長通知)の制定。
ビッグバン時代へ~パーマの基準が大幅に緩むことにより、多製品化の消費者基準(サロン基準)となり、メーカーにとっては戦国時代となる。
平成11年に縮毛矯正で180℃以下の加温許可。
どうでしょう?ザーッと見てみると現在の形になったのはつい最近のことなんですね。
いわゆるデジパーやエアウェーブ、形状記憶パーマなどは昔からあった技術なんですね。

 

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男性のパーマ

男性のショートパーマ

短髪でパーマというと種類が限られてきます。

動きをだすピンパーマ、つんつん立たせる感じのツイストパーマ、直毛の毛先を丸めるパンチパーマくらいでしょうか。
ショートの場合さわやかになりがちなので少し動きをつけるためにかけることが多いでしょう。
EXILEのSHOKICHIさんなどはツイストでもさわやかに感じさせるパーマですね。

男性のミディアムパーマ

ミディアムヘアでパーマをかけている男子となるとぐっとセクシーかワイルドになります。
ミディアムというだけで少し特別感が出ますのでプラスパーマとなれば相当です。
かけ方によっても印象が違うでしょう。
ゆるくふわっとかけるだけならさわやかに、きつめのクルクルならセクシーワイルドイタリアンに。
さらにハードにかけてアフロ、ドレッドヘアまでいったらもう一般人では無いイメージになります。
ふわっとかけてていいイメージなのはやはり木村拓哉さんでしょう。
きつめで雰囲気がよくでてるのは芥川受賞されたピースの又吉 直樹さん、ロングの枠にも入るかもしれません。

男性のロングパーマ

男性 ロングヘア パーマ!と聞いたらヘビメタかプロレスラーを思い浮かべるでしょう。
それほど特殊な部類ですので、おしゃれに見せるのは上級者です。
別に差別するつもりはまったくないですが学生や公務員がしてたら不謹慎だと言われますよね、そんな印象を受ける覚悟をもってチャレンジしましょう。

女性のショートパーマ

男子がオシャレでパーマが流行ってるといっても、やはりパーマといったら女性ですよね。
ベリーショートでゆるめでパーマをかけると外国人の女の子のようなキュートさがでます。
ファッションモデルのはな さんやアパレル系の女子によくみかけられます。
ショートヘアにオールパーパスでロッドを巻いた、いわゆるおばちゃんパーマもここに属されます。
おばちゃんパーマとはいうものの、年齢を重ねて髪が細くなってボリュームを出したくなるものです。
昔はパーマをかけた後カーラーで巻いて仕上げるスタイルが多く、強めにかけたがるのはその世代が多いようです。

女性のミディアムパーマ

ここから多種多様のパーマが見かけられますが、紹介しきれないので例とイメージを書いていきます。

ボブで内巻きパーマ

ここ最近よくみられるかけ方でとてもかわいらしいです。

昔にも流行ったのですが、最近のものはきっちりせずに無造作にほぐし「なんとなく内巻き」がいい感じです。

タレントさんで言うとちょっとマニアックですが鳥居みゆきさんの姉、鳥居千春さんがベスト。

ボブでゆるふわパーマ

今最も注目されているパーマではないでしょうか。
うねるくらいのパーマをかけて無造作に散らす、鈴木奈々さんなど良い例でしょう。

ボブで強めのパーマ

昔で言うソバージュなのですが最近ではランダム性をだしレイヤーなどを入れネオソバージュなんていう人もいます。
ムースなどで固めてウェットな感じにすると重くなってしまうので、ライトワックスなどで毛束感が出るくらいにするのがベターでしょう。
BENIさんが良い例でしょう。

レイヤーでゆるいパーマ

これも無造作感、くせ毛感をだすためにかけます。
ブローしてリバースに流すと聖子ちゃんになりかねないので注意、仕上げのセットが大事です。

レイヤーで強めのパーマ

ウェーブを見せるパーマでワイルド、セクシーといった印象がでます。
ハリウッド女優さんによく見られます。

女性のロングパーマ

パーマスタイルを選ぶ人はロングの部類に入る方が多いのではないでしょうか。
カールアイロンで巻いたようなウェーブを再現したい場合やくせ毛風パーマなど比較的緩めでしっかりとかけたい場合は加温式パーマ(いわゆるデジパー)が良いでしょう。
加温することによって乾いた時にしっかりウェーブがでます。
傷みや髪の状態で使う薬剤やロッドの太さ、温度設定、放置時間が変わります。
これをどんな髪でも操作できるのが上手な美容師さんといえるでしょう。
巻いた風に仕上げるときは少しコツが必要になります。
髪が濡れているときとかすと巻いた状態の時のようにまとまると思います、これをそのまま乾かしたいのですがドライヤーをかけると散らばってしまいます。
自然放置では時間がかかってしまいますのである程度乾かしたあとにとかしつけ、その毛束をさらにねじるように持ちながらドライヤーをあててあげるとカールがキープされ巻いたようなカールができます。

ロングで強くかけた場合はこれも男子に違わずハードでワイルドなイメージがつくことでしょう。
ロッドで縦巻きするソバージュ系やツイストしながら巻くスパイラルなどかけ方は様々ですが細かくかければかけるほど傷みますのでご注意を。
ナチュラルなウェーブで好印象のタレントのYOUさんなど良い例ですが、彼女じつはくせ毛なのです。
再現する場合根元巻きや中間巻きをランダムにしくせ毛感をだせば近づけるでしょう。

 

男女問わずどの長さでもいえるのが弱め→かわいい 強め→ワイルド の方向ですね。
特殊系も多々ありU字ロッドやジグザグロット、針金でかけるもの、ねじりきってかけるアフロ、アフロを三つ編み(4つ編み)したものがドレッドヘアです。

パーマのしくみ

ここから専門的になりますので頑張ってお読みください。
コールドパーマネント剤にはチオグリコール酸主体のものとシステイン酸主体の医薬部外品と化粧品登録のサルファイト系システアミン系ラクトンチオール(スピエラ)などがあります。
基本的に強さはチオグリコール酸>システイン酸>化粧品パーマネントなのですが、PH(ペーハー)値や髪の損傷具合などによって変わりますので一概にはいえません。
かかる原理としては還元剤がシスチン結合の切断し、結合している間充物質(マトリックス)が軟化、ロッドにまかれた状態のカールを形成。
2剤の酸化によって間充物質は再びシスチン結合に戻り硬化し、固定され毛髪は新しくカールされた状態となります。
加温式の場合それに塩結合と水素結合がお手伝いするので、弱い還元剤でもしっかりかかるというわけです。
ロッドが温まるいわゆるデジパーは蛋白変性のずれも利用してかけているものです。
髪の片側だけがあたたまるので暖かいほうだけ軽く蛋白変性がおきそれがズレとなるので乾いたときのウェーブがくっきりするのです。
化粧品登録の還元剤はまだ発展途上で、かかりの強さや匂い問題、肌への影響など問題があります。
使う人によってだいぶ結果が違ってくるのが難しいところです。
*なお髪の上での酸化・還元とは
[還元]
①物質が酸素を失う
②物質が水素と化合する
③原子やイオンが電子を得る
[酸化]

①物質が水素を失う
②物質が酸素と化合する
③原子やイオンから電子が失われる
という現象です。

しかし一般の人はちんぷんかんぷんでよいと思います。
髪質を見極めて薬剤を選ぶのは美容師の仕事、薬剤どれにしましょう?なんてお客様に選ばせるのは愚の骨頂ですね。
パーマは薬剤で全てが決まる訳ではないので、30%~40%が薬剤、60%~70%が処理やプロセス上にあります。
なかでもワインデング(ロッドに髪を巻く作業)は国家試験や大会などがあり、美容師の基本となる技術で20分で60本以上キレイに巻けるとまぁ合格です。
*キレイに巻けるのと上手にかけられるのは別の問題ですが。
個人的意見としてカットできる人が巻かないと仕上がりのイメージどうりになりにくいと思います。
予備知識くらいで覚えておいてください。

まとめ

なりたいイメージを明確に提示し質感やニュアンスを上手に伝えることが成功に近づく第一歩です。
成功するにはベースのカットも大事で、やはりトータルで考えないといけません。
こうしてみていくとくせ毛風からアフロヘアまで再現できるパーマネント技術って本当にすばらしいですね。

ここまでおつきあいいただき、ありがとうございました。
この記事読んでみなさんビューティフル&ハッピーになっていただけたらありがたく思います。