元美容師が教える簡単なお団子ヘアの作り方とおすすめアレンジ
シンプルだけどとってもかわいいお団子ヘア。
意外となかなかキレイにできない~アレンジがわからない~なんて方もいらっしゃると思います。
ここでは基本とアレンジパターン、アレンジの考え方までぜ~んぶ教えちゃいます!
お団子ヘアの基本の作り方
基本となるのが一か所にきれいにまとめるということですが、これが一番難しいのかもしれません。
まとめる位置が上になればなるほど髪が生えてる方向と逆らうので難易度が高くなります。
簡単編
- 髪をとかしておきます。
- 髪をまとめる位置に手を固定し大きめのブラシで固定した手に髪を送り、キャッチします。
- 固定した手を動かさないようにゴムで止めます。
- 毛束を左右に広げてゆるみをとりましょう。
キチンと編
- 全体を巻いてカールをつけておきます。(まとまりやすくするため)
- 髪をまとめる位置に手を固定し大きめのブラシで固定した手に髪を送り、キャッチします。
- ブラシからコームへ持ち替え、毛流れを整えスプレーで浮いた髪をくっつけます。
- 根元ぎりぎりにゴムをかけ止めます(ここまで固定した手は動かさない)
どうでしょう、できましたか?
もし、一度にまとめるのが難しい場合2回に分けるという方法もあります。
次にお団子を作ります。
簡単編
- 毛束をねじりながらゴムの根元に巻きつけてピンで留めます。
キチンと編
- したい大きさのスキ毛(毛たぼ)という土台をゴムの周りに留めます。
- 毛束をキレイに撫でつけ、スキ毛の表面に這わせていきます。
- 余った毛先を根元にしまいながらピンで留めます。*毛先だけで一度に留めようとせず、根元・中間・毛先と留めると落ちてきにくいです。
いかがでしたか?キチンとは結構むずかしいですがこれができるといくらでも応用が利きますのでチャレンジしてみましょう!
基本として(一か所)に(一個)のお団子をご紹介しました。
スキ毛かわりのスポンジや真ん中に切れ目がはいったバンドなどもありますので上手に活用しましょう♪
お団子ヘアの種類とアレンジ
一か所にまとめるだけも上中下、真ん中左右と位置によって無限に組み合わせがあります。
印象としては上にまとめるほど若々しく、下にまとめるほど落ち着いたイメージになります。
2か所にするとさらに組み合わせが増えアレンジの幅が広がりますね。
では(お団子)のほうの種類はというと・・・ひとつひとつあげてもきりがないのでパターン別に見ていきましょう。
・面を出してキチンとお団子
⇒頭の丸さとシニオンの丸さでお団子というのでこれが基本でしょう。
・ふわっとお団子
⇒キチンとつくったお団子を毛束をひっぱってふわっとさせてもいいし、何本かに分けて逆毛を立てたりしながら近づけていくタイプ。
大まかにこの2つに分けられると思います。
アレンジの考え方はここへの足し算と引き算になります。
お団子の一か所編み込みプラスとか、半分下してハーフアップお団子とか。
顔の輪郭出したくない!なんて方はサイドだけ残すハーフアップもありますね。
いずれも基本ができていれば簡単にできてしまうものなので、足し算引き算でアレンジ無限大ですね♪
余談ですがシンクロナイズドスイミングのお団子はゼラチンでがっちがちに固めてるからくずれないんです。
もし絶対崩れないお団子を作らなければならないってときは・・・どうぞ。
お団子ヘアのコツと作り方のコツ
いきなり全部やろうなんて言うと無理があるし完成度が低くなってしまいます。
基本の「一カ所で一個」のお団子をマスターするのがまとめ上手の近道です。
よく解説サイトなんかで「ふわっとまとめる」とか簡単に書いてありますが、できない人にとってはそれが難しいもの。
ふわっととは髪と髪の間に隙間ができている状態なのでそのまま留めてしまうと崩れやすくってしまいます。
ではどうすればよいかというと、
- 毛束を真っ直ぐな状態のままキッチリねじります(三つ編みでも可)
- ねじった(三つ編みした)毛束から指で少量の髪を引き出し浮かせ隙間をつくります。
- 全体のバランスをみて丸めて留める。
こうすると芯がしっかりしてるのでふわっとみえますが、くずれません。
もし1本で多いようでしたら数本に分けるなど、足し引きアレンジしてみましょう。
「毛先を遊ばせる」もなかなか言うは簡単、行い難しです。
毛先を浮いている状態にしなければならないので長さをコントロールします。
指で持っても重力で垂れ下がらない程度の長さを残し留め、そこから散らせてあげれば良いのです。
~ヘアピンで留めるのが苦手、ピンいっぱい使っちゃう人へ~
ヘアピンを片手で広げて指にはさむのが出来ない方はあらかじめ開いてどこかにはさんでおくとよいでしょう。
指でもって抑えてれば留まってる状態なのでそこにピンを打てればいいのです。
そうピンは指の代わりに打つって覚えておくと良いです。
留める角度も重要で、頭皮側の毛流れに対しては直角で留める側は直角だと接する面が少なく抜けやすいので45°~平行まで。
滑って抜けちゃう場合はスプレーをふっておくか一度に留める量を減らす。
アメリカピンは波波(短い)なほうを地肌側にしたほうが抜けにくいというのも豆知識として。
留めた後もスプレーをかけると抜けにくくなります。
ヘアピンにはアメリカピンやUピン、スモールクリップ、ボビーピン、ヤナギピンなどメーカーによって名前がちがうものや、先に玉がついた「玉つき」などあります。
他には毛ピン オニピンなどありそれぞれ適した使い方があります。
Uピンはつぶさずまとめたい時などに使用し、重力で落ちそうな場所の時は先を鍵状に曲げて使ったりします。
毛ピンはUピンの細いもので浮いた状態で固定できる裏技的アイテム。
ヘアピンをうまく使えるか使えないかでアレンジの幅が違ってきますので是非この機会に練習してみましょう。
留めるクリップやカチューシャ、シュシュなど見せる道具もうまく活用したいですね。
髪の毛が短い人などはヘアピースやネット付きシュシュなどあると無敵です♪
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お団子ヘアのおすすめアレンジと作り方
とはいうものの、どこから手を付けてよいかわからない!という方へ2~3アレンジをご紹介します。
・簡単おしゃれ!サイドお団子
正面から見える位置の耳上か耳下でまとめます(ハーフも可)
ねじって指でつまんでバランスよくフンワリしたらスプレーをふり巻き終わりが正面に来ないように留める。
・高感度抜群!ムーミンのミイ風お団子
なるべく頭頂部でまとめます(ハーフ可)その時高さが出るようにゴムを多めにいておく。
なるべく毛流れが平行になるように土台に巻いていく。(巻き終わりが正面にきてもかわいいと思います)
・アイテム使ってお手軽大人お団子
下のほうでまとめます、ゴムで縛った後にゆるふわかんが出るように髪の毛を引き出します。
真ん中に通すタイプのバンドで残った髪を通してくるくる巻いていきます。
アイテムで丸めて留めた後さらにバランスよく髪を引き出し完成。
・編み込み風お団子
編み込みが出来ない人で三つ編みならできる方へ。
サイドと襟足を残してひとつにまとめてお団子を作ります。
残った毛束をそれぞれ三つ編みにしゴムで留めます。
三つ編みをお団子にランダムにまきつけUピンで留める。
・お子様と一緒に!ミッキー風お団子
髪を左右2つに分け頭頂部と耳の間に結びます(このとき位置を上下にずらしてもかわいいです)
結び目の根元にスキ毛をいれるか半分逆毛を立てて丸くなるように留め、残った髪を張り付けて毛先を根元にしまう。
・中級者編み込みカチューシャお団子
サイドを残し上部へまとめます。
サイドの髪を裏編み込み(三つ編みが表面に出てカチューシャっぽい)で片側から編み下ろしゴムで留める。
折り返しピンで留め毛先を散らしゴムを隠す。
1/3ほどのこし残りの毛束でお団子をつくる。
余った1/3の毛束を三つ編みにし、お団子にバランス良く巻きつけピンで固定する。
・番外編超上級者向け完璧お団子
もっとも難しいとされるのは面を出し、シルエットをコントロールすることです。
カールや編み込みでごまかすのではなくて面やシルエットで差をつけてみてはいかがでしょうか。
ベースを後頭部が高めのタマゴ型がキレイだとおもいますので、顎の延長ラインにベースをつくります。
残りの髪は接続とボリュームを出すため逆毛を立てスプレーをしておきます。
逆毛をつぶさないようにきれいなシルエットと面が出ようにベースを結んだ髪にまとめゴムで止めます。
ベース完璧な形の固めにつくったスキ毛を固定し、毛流れを意識しながらスキ毛にかみを添わせていきます。
残りの髪を根元にしまい各所微調整して完成。
どうでしょう参考になったでしょうか?
超上級者向けはお呼ばれやウエディング用なので挑戦してみたい方向けに紹介しました。
お団子アイテムも結構種類があるので自分がやりやすいものを使ってみましょう。
編み込みもいったん覚えてしまえばアレンジの特効薬となりますので、初めは大変ですがおぼえておきましょう♪
1日ひとつアレンジ変えていけば1年で365種類もできてしまいますね。
アイデアと工夫次第で無限にできますので何か一個プラスを目標にチャレンジしてみてくださいね。
まとめ
アップスタイルで基本となるお団子ヘア。
伸ばしかけや切らなくても毎日でもヘアスタイルが変えられるすばらしい技術ですね。
アレンジひとつで魅力倍増しますので、是非チャレンジしてみてください。
最初は難しいかもしれませんが、ひとつひとつ覚えていけば必ず上達します。
あきらめず1日1アレンジをやってみてください。、
この記事を見て、キチンと派も楽ちん派も今のお団子よりも少しでもグレードアップ出来たらありがたく思います。