元美容師が教える美容院と髪のこと

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元美容師が教えるパーマをとる方法

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パーマをかけたけど飽きてしまってとりたい。

ストレートパーマにしたけれどウェーブにしたい。
などなどやっては見たものの後悔して元に戻したい時ってありますよね。
そんな時にどうやったら良いのか?傷ませずに戻す方法はあるのか?
パーマ初めての方も何度もやっているかたも参考になるような方法をご紹介いたします。

パーマを取る理由

パーマを取ってしまいたいと思った時にはいろいろ理由があると思います。
多いと思うのが思ったようにかからなかった場合。
この場合選択肢として

  1. もう一度同じようにかける。
  2. 元のストレートに戻す。
  3. 別のかけ方でかけ直す。

などの方法があると思います。
今ほとんどの美容室は1週間以内のかけ直しは無料で対応してくれると思いますので、もう一度かんがえなおしてみるのもよいでしょう。
次はストレートパーマがうまくかからなかった場合。
これはほぼ技術によるミスなので徹底的にかけ直ししてもらいましょう。
とはいっても2度やれば傷みは増しますので1回で成功するのが一番良いですが。
縮毛矯正をして元のくせ毛に戻すというのは技術的に不可能だと思います。
普通のパーマを戻す場合でも傷みは増えていますので完全に元どうりにはなりません。
髪の傷みと相談してよく考えてから判断しましょう。

 

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自分でパーマをとることは難しい!?

パーマを自分でとろうとするとき、長持ちさせるテクニックの逆をやればパーマはとれると思いがちですよね。

biyouin.hatenablog.com


例えばシャンプーを何回もしたりすることなど。
しかしそうではなく「傷ませない」が長持ちさせるコツなので逆をやるということは傷むということ。
髪の傷みが進んでパーマのかかりがゆるくなることはありますが、完全にはとれません。
それでとれてしまうようならパーマ技術の失敗でしょう。
やはりパーマでかけたものはパーマでしかとれないのです。
システィン結合がすべて切れるくらい傷んでは目も当てられません。
とると決意した場合はご自分でなさらずキチンと手順を踏んでとるのをおすすめいたします。

パーマを取る方法

いよいよパーマを取ることが決定しましたらパーマを取る方法を決めていきます。
ウェーブをかけてストレートに戻すことが一番多いのかと思います。
ウェーブをコールドパーマ出かけた時はコールドパーマで落とせます。
ウェーブを熱を加えるクリープパーマでかけたならばストレートも熱処理する必要があります。
どちらにせよ傷みが伴いますので注意が必要です。
市販のパーマ液で自分でとる方法もありますが、あまりおすすめしません。
髪の状態を見極めて放置時間やストレートに伸ばし加減を調整しなければいけないのでかなり難しいと思います。
「パーマをとるだけ」ならば成功と言えるでしょうが傷みを最小限に抑えるのは相当難しい技術にはいります。
技術的に解説しますとシスティン結合を切って真っ直ぐな状態にし再結合させるということを行います。
ストレートパーマの場合も同様でいったん切って再結合させるので結合を切るときにどれだけ最小限に抑えられるかが鍵となります。
よくシャンプーを何回もするとパーマが落ちるとかいわれていますが、ゆるくはなるにしろすべての結合が切れるということはないとおもいます。
ですのでパーマを落とすときはもう一度同じ手順を踏まないといけません。
ですので何度もかけ直すというのは傷みも増やしてしまいます。
かけ直した後の髪型もちゃんと想定してかけ直す方法を決めていきましょう。
キチンと真っ直ぐにしたい、しばらくウェーブにする予定がない時はストレートパーマをかけてしまいましょう。
コールド式のストレートパーマの場合は元からあるクセまでは伸ばせません。
癖まで伸ばしてきれいなストレートにしたい場合は縮毛矯正をチョイスしましょう。
縮毛矯正の場合無料お直しの対象にならず別料金がかかってしまうと思いますのでご注意を。
パーマを落としたいだけの場合ウェーブ用のパーマ液を使っても落とせません。
ウェーブパーマはシスティン結合を切ってロッドの形に固定するわけですが、パーマを真っ直ぐにする場合はパーマ液に粘度がないとストレートをキープできません。
システィン結合が切れてもウェーブの「ズレ」を真っ直ぐにするためにある程度のテンションをかけて真っ直ぐにする必要があります。
弱いとウェーブが残るおそれがありますし、強すぎると髪を傷めてしまいます。
この加減はなかなか難しいのでやはりストレートにもどすだけでも美容師さんにお願いしましょう。

パーマを取る方法の注意点

技術が進んでパーマを取るとき傷ませにくくなってはきています。
しかしそれであっても現状から比べれば傷みは進行します。
パーマをかけてアレンジしたり人の意見を聞いたり色々とやってみてください。
それでもだめだったら最後の手段でパーマを取るという方法を考えましょう。
飽きっぽいというのは仕方ないでしょうが、結構ヘアスタイルが気に入るか気に入らないかは考え方次第。
イメージと出来上がりのズレが大きいと気に入らないと思ってしまいます。
しかしまわりの評価が予想より良かったりしてスタイルチェンジをやめたなんて話は良く聞きます。
ダメなヘアデザインなんてないので、合わなかったら合わせちゃえ!ぐらいのチャレンジ精神も必要だと思います。
気に入らないから切ってしまおう、という考えもわるくありませんが気に入らない→気に入らないの連鎖はめもあてられません。
パーマをかけたいと思った動機はなんでしたか?そういうことも思い出しうまくかかっていなかったらかけ直すという手もあります。
ウェーブからストレート、ストレートからウェーブの繰り返しが一番髪をいたませてしまいます。
是非慎重に判断をしてみてください。
パーマがかかった感じがうまく想像できないなんてときはちょっと巻いてみるとか三つ編みセットでパーマ風にしてウェーブスタイルの感じをつかむと良いでしょう。
パーマをとりたくなるほとんどが自分のイメージと違う仕上がりの場合です。
ウェーブスタイルでも調節すれば絶対似合うスタイルがあるはずです。
そこであきらめてとってしまうとパーマ嫌いになってしまいがちで、もう少し頑張って似合わせをしましょう。
パーマを取るという考えは最終手段にとっておきましょう。

パーマを取る方法のまとめ

パーマをかけるときもとるときもやはり傷みが伴いますので慎重な判断をしてください。
思いつきでやってもいいと思いますが、やった分だけ髪は傷むことを忘れずにしてください。
でもどうしてもこまってしまったら美容師さんに相談してみてください。
そんな時に親身になって相談を聞いてくれるのが良い美容師さんだと思います。
髪が傷むからパーマはかけないほうがいいと言ってるわけではございません。
より長く良いヘアスタイルを楽しむための知恵ですので、自由にヘアスタイルを選んでくださいね。
この記事を読んで少しでも参考になれば光栄に思います。
ありがとうございました。