元美容師が教える美容院と髪のこと

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元美容師が教えるトリートメントのおすすめ、人気のもの

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パーマやカラー紫外線などで日々傷んでしまう髪。

トリートメントとリンスはどう違うの?とか、本当に効果あるのはどれ?などヘアトリートメントへの疑問は多いものです。
流すタイプや流さないアウトバストリートメント、ヘアサロンで行う専用トリートメントまで種類は様々です。
トリートメントの効果やおすすめ、人気ものまでご紹介したいと思います。

トリートメントの効果・種類

まずリンスとトリートメントの違いについてご説明いたします。
リンスは英語の「流す」という意味からきており、石けんでアルカリに傾いた髪を酸で洗い流していたところから使われている日本固有の呼び名です。
英語ではヘアコンディショナーが一般的な呼称。
リンスにはクエン酸や油分で髪の表面を整えクシどおりをなめらかにする用途に使用され、静電気防止効果・髪の保護効果をあるものを指します。
価格も安価なものが多く、短髪や髪が傷んでない方におすすめできます。
トリートメントは「治療する」という意味で、内容成分に治すものが含まれていればヘアトリートメントと名乗ることが出来るものです。
内容成分も保湿剤から髪の毛補修材、抗炎症剤などなど多岐にわたりこのあたりが選ぶときのポイントとなりそうです。

おすすめのリンス・コンディショナー

 

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TSUBAKI(ツバキ) コンディショナー

【全成分】
水、ソルビトール、ステアリルアルコール、ジメチコン、イソペンチルジオール、DPG、
ベヘントリモニウムクロリド、パルミチン酸エチルヘキシル、グルタミン酸、水添ポリイソブテン、
アルギニン、アミノプロピルジメチコン、ヒドロキシエチルウレア、ポリシリコーン-13、
ステアルトリモニウムクロリド、ツバキ種子油、PEG-90M、乳酸、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、
ツバキ葉エキス、イソプロパノール、ステアリルPGジメチルアミン、サリチル酸、乳酸アンモニウム、
PPG-7/PEG-30フィトステロール、セトリモニウムクロリド、bG、トコフェロール、シリカ、bHT、安息香酸Na、
フェノキシエタノール、香料、赤227、黄4

市販の製品は比較的安価に作らなければいけなく、安価な保湿剤やシリコンを多く使わなければいけない事情があるので多くをのぞめません。
この商品もその傾向にあるのですが、ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジンはUV-A・B両波の幅広い波長領域の紫外線を吸収し、構造が変化せず持続する新規紫外線吸収剤です。
これが入ってるだけ他の商品より少しお勧めできますが、補修力や保湿・コーティング力はあまり期待してはいけません。

デミコスメティック ミレアムコンディショナー

【全成分】

水、ジメチコン、セタノール、オリーブ油、ステアルトリモニウムクロリド、エタノール、
加水分解コラーゲン、リンゴ酸、モモ葉エキス、グリチルリチン酸2K、ベヘントリモニウムクロリド、
ステアリン酸グリセリル、オレイルアルコール、オレス-82、BG、メチルパラベン、香料

解析サイトでおなじみのミレアムシリーズ。
こちらは市販のコンディショナーと比べると少々お高いですがサロン用としてみればかなりお安くおすすめです。
基本を押さえた成分プラス皮膚抗炎症剤であるグリチルリチン酸2K配合と性能もまずまず。
困ったらこれをどうぞ。

番外編 自家製クエン酸+グリセリン

もし石けんシャンプーをお使いならリンスも安全無添加のものを使いたいはずです。
そういう場合はクエン酸などの酸性に戻しキューティクルを閉めるものと、グリセリンのような保湿剤などを混ぜて自分で作れます。
手触りよくしたい場合は精製オリブ油や椿油を少々いれてあげればよいです。
保存料などは入ってないので早めに使い切らないとかえって危険なのでご注意を!

おすすめのトリートメント(洗い流すタイプ)

オブコスメティック トリートメントスパオブヘア・S2

【全成分】
水、グリセリン、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸PPG-3ベンジルエーテル、セタノール、ステアリルアルコール、
ジメチコン、ジメチコノール、アモジメチコン、ステアルトリモニウムクロリド、ヒドロキシエチルウレア、クオタニウム-91、
セトリモニウムメトサルフェート、セテアリルアルコール、ベヘントリモニウムクロリド、(加水分解シルク/PG-プロピルメチルシランジオール)クロスポリマー、
分岐脂肪酸(C14-28)、脂肪酸(C14-28)、ジヒドロキシプロピルアルギニンHCl、キトサンヒドロキシプロピルトリモニウム、
ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム、ポリクオタニウム-61、ポリクオタニウム-92、ハスエキス、ビャクダンエキス、
キハダ樹皮エキス、オオムギエキス、ヒメフウロエキス、ソメイヨシノ葉エキス、グリチルレチン酸ステアリル、フェルラ酸、
ココイルアルギニンエチルPCA、クエン酸、クオタニウム-33、ジココジモニウムクロリド、イソプロパノール、ラウレス-25、BG、PG、フェノキシエタノール、
プロピルパラベン、メチルパラベン、香料

ヘアサロン「オブヘア」の古里オサム氏が開発したシリーズ。
マニアックで高価なものが多いですが、その中でも最高クラスのトリートメントです。
トリートメントを使うということは髪が傷んでる方がチョイスされると思うので、最高と思われるものをチョイスしてみました。
内容は端から端まで一級品で、香りも天然のものを使い安全性も高い素晴らしい逸品です。

ハホニコ ビッツル トリートメント

【全成分】
水、ジメチコン、シクロペンタシロキサン、シクロメチコン、ヒドロキシエチルセルロース、セトリモ二ウムクロリド、アモジメチコン、
(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解コラーゲン、コメヌカスフィンゴ糖脂質、セリン、グリシン、グルタミン酸、
アラニン、アルギニン、リシン、トレオニン、プロリン、パーフルオロポリメチルイソプロピル、ベタイン、ヒアルロン酸Na、トレハロース、
ムラサキ根エキス、PCA-Na、ソルビトール、水添レシチン、リゾレシチン、ヒドロキシプロピルセルロース、ジココジモ二ウムクロリド、
ステアルトリモ二ウムクロリド、ラウレス-25、エタノール、BG、リン酸、フェノキシエタノール、メチルパラベン、プロピルパラベン

これは飛び道具的なトリートメントで保護に特化した製品です。
とにかく皮膜!フッ素系の皮膜を作りビックリするほどツルツルになります。
そうです、名前の通りです。
ただし根元からつけすぎたり流し残しがあるとべたべたに重く仕上がってしまいますので、取扱注意なトリートメントですがある意味最強でしょう。

ナンバースリー ミュリアム クリスタル 薬用スカルプトリートメント 

【全成分】
グリチルリチン酸2K〔その他の成分〕アーティチョークエキス、塩化トリメチルアンモニオヒドロキシプロピル水解ケラチン液、ゲンチアナエキス、
トリメチルグリシン、グリセリル-N-(2-メタクリロイルオキシエチル)カルバメート、メタクリル酸ステアリル共重合体、濃グリセリン、BG、オレイン酸エチル、
天然ビタミンE、DL-リンゴ酸、セテアリルアルコール、エチルヘキサン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、トリ(カプリル・カプリン・ミリスチン・ステアリン酸)
グリセリル、イソステアリン酸硬化ヒマシ油、吸着精製ラノリン、オレイルアルコール、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、
塩化オクタデシロキシプロピルトリメチルアンモニウム、親油型ステアリン酸グリセリル、PEG(400)、ヒドロキシエチルセルロース、塩化ジメチルジアリルアンモニウム
、アクリルアミド共重合体液、アクリルアミド、アクリル酸、塩化ジメチルジアリルアンモニウム共重合体液、オレンジラフィー油、ビタミンE、1.2-ペンタンジオール、
紅茶エキス、カワラヨモギエキス、チョウジエキス、グリセリン脂肪酸エステル、ユーカリ油、ラベンダー油、ノバラ油、スペアミント油、グリセリンエチルヘキシルエーテル

あまり解析サイトでも載ってない番外編でこちらを紹介いたします。
こちらのトリートメントは頭皮用で「医薬部外品」となります。
医薬部外品は指定成分以外は表示しなくてもよいので表示成分で解析することができないってわけですね。
効果があるのは化粧品<医薬部外品<医薬品という順番ですので少なくとも化粧品よりは何かに特化して効果があるということ。
こちらの場合は頭皮に炎症などの問題がある場合に非常に有効でグリチルリチン酸2Kが有効成分です。
他の成分も保湿剤や天然オイルで低刺激に作られており頭皮が問題ある方へおすすめです。

おすすめトリートメント(サロントリートメント)

ハホニコ キラメラメトリートメント

【全成分】
[No.1]

水、セタノール、(アミノエチルアミノプロピルメチコン/ジメチコン)コポリマー、オレス-2、BG、フェニルトリメチコン、
ステアルトリモニウムブロミド、べヘントリモニウムメトルサルフェート、イソアルキル(C10-40)アミドプロピルエチルジモニウムエトサルフェート、
ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解カゼイン(牛乳)、乳糖(牛乳)、セラミド2、コレステロール、白銀、加水分解シルク、ポリクオタニウム-92、
カンゾウ根エキス、分岐脂肪酸(C14-28)、脂肪酸(C14-28)、ミリスチン酸ポリグリセリル-10、コカミドMEA、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノール、
ステアリン酸グリセリル(SE)、べヘントリモニウムクロリド、グリセリン、乳酸、クエン酸、セルロースガム、トコフェロール、炭酸水素Na、イソプロパノール、
フェノキシエタノール、メチルパラベン、プロピルパラベン、香料

[No.2]
エタノール、水、PG、ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解カゼイン(牛乳)、ラウルトリモニウムクロリド、グリセリン、AMP、メチルパラベン

[No.3]
水、セタノール、オレス-2トリメチルシロキシフェニルジメチコン、BG、(アミノエチルアミノプロピルメチコン/ジメチコン)コポリマー、ジメチコン、
ステアルトリモニウムブロミド、べヘントリモニウムメトサルフェート、イソアルキル(C10-40)アミドプロピルエチルジモニウムエトサルフェート、べヘニアルコール
、ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解カゼイン(牛乳)、セラミド2、コレステロール、コカミドMEA、グリセリン、分岐脂肪酸(C14-28)、脂肪酸(C14-28)、
(加水分解シルク/PG-プロピルメチルシランジオール)クロスポリマー、白銀、加水分解シルク、ポリクオタニウム-92、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリン、
ポリリシノレイン酸ポリグリセリル-6、アスコルビン酸、ミリスチン酸ポリグリセリル-10、オクチルドデカノール、ステアリン酸グリセリル(SE)、
べヘントリモニウムクロリド、フィチン酸、オウレン根エキス、クチナシ青、乳酸、クエン酸、トコフェノール、アラビアゴム、セルロースガム、炭酸水素Na、
エタノール、イソプロパノール、フェノキシエタノール、メチルパラベン、プロピルパラベン、プロピルパラベン、香料

ハホニコ人気の反応型トリートメント キラメラメ。
高価は皮膜プラス補修なのですが他のメーカーの反応型トリートメントに比べ軽い質感でヘアスタイルを邪魔せずにツヤと手触りをあげるすぐれものです。
大手チェーン美容室でも採用されており、コストと性能が良いというのがわかります。
No1を付けた後流し、No2とNo3をつけてもみ込んで加温、その後シャンプーといった行程で3ステップ式ですね。

おすすめトリートメントのまとめ

色々と書いてはきましたが、破壊された髪を補修するのには限度があります。
パーマ・カラーあるいはシャンプーでさえも傷みの原因になりますので「傷ませない」というのが最大のトリートメントといえるでしょう。
上記には書かなかったのですがパーマやカラーの際、いかに傷ませないかというのが重要であり前処理・中間・後処理が大変大事になってまいります。
そちらのほうは美容師さんにまかせて日々のケアの時にいかに傷ませないかということで選んだトリートメントをご紹介いたしました。
有名なケラスターゼさんやミルボンさんを載せてない理由は実際使ってみての感じとコストが見合ってないと思うからなのです。
超大手さんは宣伝やパッケージにお金をかけて高級感をだし内容が伴ってないものを多くみられます。
うまくだまされると気分がリッチになり悪いとは言いませんが、できれば素直な商品をつくってほしいものです。
少しでも参考になれば光栄です。