元美容師が教える前髪を伸ばしかけ・切りすぎた時の髪型
前髪を作ったはいいけど飽きてきて伸ばし中とか、自分で切ってしまった時のアドバイスや対処法を書いていこうと思います。
前髪を伸ばしかけの時の髪型について
今どのくらいの長さで最終的にどこまで伸ばすのか?によって少し変わってきます。
もしパッツン前髪で伸びてきたなら毛先をバラバラにしないと重くて流しようもありませんね。
最終的に横とつなげてレイヤーにするなら毛先バラバラにしても問題ありません。
毛先がそいであると横に流したときもなじむし、上にあげたときなども重くなくなります。
それでも「厚いままのばしたい!」ならヘアクリップやヘアピンで留めましょう。
どこまでどういう風に伸ばすかを考えてみましょう。
前髪伸ばしかけのアレンジ
いくつかアレンジをご紹介いたします。
横に流してピンで留める
⇒留め方次第で幼くなったり老けてしまったりするので注意。
ゆるいカーブをつけてから留めると良いでしょう。
やり方
①カールアイロンで毛先にかけてゆるくカーブをつけておく。
②コームにスプレーをふり三日月形にカーブをつけてサイドへ流す。
③指で押さえたところをピンで留める。
上にあげてリーゼントポンパ
⇒前髪を上げるのに抵抗がないならとてもかっこよいです。ボリュームをだして留めるのがコツ。
前方向に出してねじってから後ろに倒すとボリュームが自然と出ます。
やり方
①前髪を前45°以上傾け逆毛を立てる。
②逆毛を崩さないように表面を整え、毛先をねじる(前に倒したまま)
③毛先を後ろに倒してボリュームを見ながらヘアピンで留める。
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サイドと一緒に編み込み
⇒短いので編み込むのが難しいとは思いますが、これができるとアレンジの幅が広がりますね。
片方にだけ毛束を足していく片編み込みが合うでしょう。
編み込み上級者ならばいっしょに編み込んだものをクルット丸めコサージュ風にアレンジするととってもおしゃれ。
やり方
①全体にカールアイロンかカーラーで巻いておく
②7:3位から前髪と一緒に片編み込みをしていく(浮かないように注意)
③耳の後ろまで編んだらヘアピンで留める。
少し丸めてドール風
⇒まだまだ短くて邪魔になったなぁと思うくらいの長さならこういうアレンジしてもよいですね。
やり方
①前髪の毛先だけをカールアイロンで丸める(というより曲げる)
②ワックスやスプレーなどで分かれないように毛先だけ流す。
③サイドもウェーブがあるとなじみやすいです。
大正レトロウェーブ
カーラーで巻ける長さならば巻いてウェーブを出すとクラシカルなイメージになって変化を楽しめます。
やり方
①7:3パートでカーラーかピンカールでカールをつける。
②割れを防ぐため軽く逆毛を立てスプレーをふる
③逆毛をとらないように表面を撫でつけウェーブを出していく。
ガーリーねじり前髪
⇒少しオリエンタルな雰囲気が出てとってもキュート。
ねじったあと毛束をひきだしゆるふわにするのもおすすめです。
やり方
①軽くカールアイロンで癖をつけておく。
②センターパートで分けサイドの髪と一緒にねじりながら耳の後ろまで持っていき、ヘアピンで留める。
③バランスよく毛束を引き出しゆるふわかんを出す。
片編みこみ
片編み込みは覚えると便利なのでここでちょっとおさらいしましょう。
①編み始めの量で細かさを決めます。
②ベースの髪を三つ編みしていきます。
③足したいほうへきたら、同じ位置で平衡に髪をすくい取り上に足します。
④足す髪がなくなるまで続け毛先まで編み込んでいきます。
上に足すと表編み、下に足すと裏編み込みになります。
前髪だけじゃなく短い髪でも出来るので是非覚えてみましょう♪
アイテムをつかえばもっとアレンジができます。
- カチューシャ
- 飾り付きクリップ・ピン
- 前髪ウィッグ
など。
カチューシャは見えにくい細いものから飾りがついてるもの、三つ編みがついてるものなど種類が豊富ですがどれも一気に雰囲気を変えてくれる便利なグッズです。
飾り付きヘアクリップは見えにくいものや大きな飾りがついてそれをもとにヘアスタイルが作れちゃう存在感があるものまでさまざま。
前髪ウィッグを使うときのポイントはベースを出来るだけたいらにし、境目がわかりにくいようにハーフアップかアップスタイルでふわっとさせましょう。
普段着なら帽子も結構使えるアイテムで邪魔な前髪の時期お世話になりましょう♪
前髪を伸ばしかけの時の注意点
前髪を伸ばしかけに耐えられなくて途中で切ってしまったりはよくあること。
その場の気分で処理しないで計画的に伸ばしたり切ったりしましょう。
自分で切って後で後悔・・・なんてことのないように。
前髪を切りすぎた時について
短いものを伸ばすことはできないので、留めるかウィッグに頼ることになります。
もしくは短い前髪に合わせて後ろを調節・・・これはあまりしたくないですね。
後悔しないで新たな自分を発見するか、アレンジを楽しんじゃいましょう♪
今だとエクステも留める部分がかなり小さいものがありますのでそちらを試してみてもよいですね。
アレンジ法も伸ばしかけと同様に上げるか留めるか隠すかです。
前髪あげて大人っぽい自分を発見できたらラッキーで、切ってよかったということになりますね。
水戸なつめちゃんみたいな良い例もでてきたので、もっと攻めるといった方向もアリです。
ロングヘアなら、後ろの髪をもってきちゃいましょう。
まぜて流してしまえば気にならないしとってもキュート!
自分で切ってしまった時
もし自分で切ってしまっておかしくなったら被害を拡大させないようにそこでストップして美容室へ駆け込みましょう。
きっとなんとかしてくれます。
男子の場合は最終的に坊主という手がありますのでどんどん攻めてもいいですがやりすぎは注意です。
前髪のセルフカットの仕方
どうしても今切りたい!ってときありますよね。
そういった場合やお子様の前髪をカットするときまでやり方を紹介いたします。
用意するもの
- ハサミ(よく切れるもの)
- コーム
- スキばさみ(あれば)
- 落ち毛対策(新聞紙やカットクロス)
市販で売ってるハサミは髪の毛用とかいてあっても美容師さんが使うハサミよりは切れません。
厚めに切ったりドライの状態でいっぺんに切ってしまうと髪の毛が逃げる量が多くなってしまい、結果ななめになります。
失敗する原因は意外と姿勢やポジションにもあります。
ヒジが下がってたりすればおのずとはさみは斜めに入ってしまいますので肘を上げてしっかりはさみを水平になるように鏡などで確認しましょう。
ハサミを開閉するときにも曲がったりするので、自信がなければ少しずつ切り進めると良いでしょう。
最初髪じゃなくて紙などで練習するとよいかもしれません。
前髪を切る前にしっかり前髪パートを分けましょう。
幅の目安は目尻の端から端まで。
厚みは決めた端のポイントから垂直にあがって中心ラインとぶつかった点が目安です。
三角ベースになると思いますが厚みを増やしたい場合は中心の高さの幅を広げてあげて端とつながったラインがベースとなります。
あまり広すぎたり、厚すぎるのもおかしくなってしまう原因ですのでバランスをしっかりとみましょう。
横を広くとりすぎるとサイドの髪の量がへってしまいますので顔の輪郭が前面に出てしまいますのでご注意を。
めんどくさがらず必ず確認しながらとってみてくださいね。
真っ直ぐ切る場合
少量づつ確認しながら切るのが失敗を防ぐ方法です。
自分で切る場合、前髪を直視すると上に持ち上げて斜めに見ることになるのでこれも予定より短くなってしまう原因です。
鏡をみてガイド(目や眉の位置)を決めて一気にきらず少しずつ進みましょう。
一度切ったらもとには戻せませんので。
前髪には生えぐせがあるので、指ではさんだときにひっぱらずとかしたままの位置で切りましょう。
乾かすと少し上がってラインが乱れるので微調整もします。
両サイドを丸める場合は3つに分割して切ります。
真ん中と左右を黒目の位置くらいで分け真ん中のパートはまっすぐでOK。
両サイドの端と真ん中の真っ直ぐをつなぐラインを真っ直ぐ切ります。
台形に切る感じになりますが頭は丸いのでとかすと丸く見えますのでご安心を。
そうすれば左右のアールが違うなんてことがなくなります。
バラバラに切る場合
市販のスキバサミは50%くらい切れてしまうものが多く、平行に入れてしまうとラインがついてしまいます。
梳かして重いと感じる部分をつまみ、少量ずつ斜めにスキバサミを入れて必ず確認しましょう。
一回一回確認することが大事で、美容師さんが無造作にやってる風に真似すると失敗の元になります。
縦にはさみをいれるチョップカットも同じで、重いところを狙って斜めに入れないと穴が開いてしまいますのでご注意を。
斜めに切る場合
前髪を斜めにするのと斜めに切るのでは違います。
真っ直ぐなものを横に流せば斜めになるので、斜めに切るということはアシンメトリーになるということでこのへん混同されてる方が多いようです。
もし斜めに切る場合、短い点と長い点を決めそこを結んだラインで切ります。
斜めは難易度が高いのでご注意を。
邪魔なところだけを切りたい場合はレザーを使うというのもあります。
目に入るところなどを指でつまみ、レザーで切るとはさみで切るより自然になります。
*前髪に真っ直ぐなラインを出したい時レザーはむきません。
さらに、前髪のセルフカットについて詳しくはこちらで解説しています。
前髪の対処法のまとめ
今の対策は次の目的までのつなぎですので、次のハッピーにむかっていくことが大事。
悩み無用ほんとこれといっしょで後悔するよりは前にすすんで楽しんじゃいましょう♪
まとめ
前髪の伸ばしかけからカットの方法まで紹介しましたが、あくまでも対処法なので本処方は定期的に受けましょう♪
この記事を読んで少しでも参考になれば幸いです。
ありがとうございました。